職人マツナガ通信

4月6日

引き続きプロジェクトMのオーバーホールです。
オーナーのMさん、実業団に登録するレーサーです。
2013年の3月につくったフレームです。
最終メンテナンス履歴が、2016年9月、約一年半くらいたっています。
今回、リア変速がおかしいということでお持ち込み頂きました。
レバーの動きと、変速機の動きが同調しない、っということ。
この症状は、変速ケーブル内部の抵抗が大きくなっている可能性があるので、
ケーブル交換をおすすめ。
はたして、バラしてみると。
見事に、ケーブルがほつれている。
使用しているレバーは9000系デュラエース。
このレバー構造になってから、このようなほつれは初めてです。
一世代前のレバー構造では、よく見かけたのですが。
やはりよく乗られる方、一年に一回はケーブル交換をおすすめします。
シフト、ブレーキそれぞれインナーケーブルを通すときは、グリスをつけるのですが。
9000系になってからは、シフトもブレーキも同じグリスを使うようになりました。
一世代前のモデルは、ブレーキ、シフトそれぞれ違うグリスが指定だったんですね。
これは、内部抵抗の違いによるらしいです。
Mさん、バッチリオーバーホールしたので、今年もツールドおきなわ目指して頑張って下さい!

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