職人マツナガ通信

4月28日

まかないメシ号。
ムスメのバイク製作、まずは車輪径決めですね。
身長139cm、ということで、24インチということに。
乗れる期間は短いと思いますが、このムスメの下にも一人むすめがいるので。
もしなんなら、色を塗り替えて乗るということも可能か。
ボクがアマンダースポーツで修行中の25歳前後の頃とおもうのですが、
その頃は、ファニーバイクとかブンダーベロといわれた、TTバイクとして、前輪24インチ、後輪27インチという前後輪異径バイクがはやっていました。
よくこの手フレームをつくっていました。
車輪径が小さくなると、慣性モーメントもちいさくなるので、加速が良くなるということで、
アマンダスポーツの千葉師匠が、前後輪24インチを提案。
これも理にかなっていたようで、結構はやりました。
ボクも、前後24インチのホリゾンタルロード、前後24インチのファニーバイクスタイルTT用バイクをつくって、ホビーレースに参加していました。
24インチ加速はいいのですが、減速も早い。
そこで後輪だけディスクホィールにすると、この減速感もなくなり、とても調子よかったです。
24インチバイクのデメリットは、唯一そのハンドリングですかね。
車輪径が小さくなることで、重量も減り、クイック感が27インチにくらべてかなりまします。
これを設計寸法でかなり補いましたが、どうしても27インチと同じというわけにはいきませんでした。
その辺りが、前後24インチバイクが自然と無くなっていってしまった理由なんでしょうね。
ということで、久々の24インチバイク製作です。
そこで、大本になるホィールさがしをしてみると。
いまや24インチリムは空前の灯火となっているようです。
ボクが24インチに乗っていた頃は、チューブラーリム全盛で、当然チューブラに乗っていました。
現在はほとんど需要がないようなので、24インチチューブラーリムは皆無。
クリンチャーリムを探してみると、若干つくられているようなのですが、
日本製はなく、外国製も輸入されて販売されていない模様。
タイヤは若干ですが、日本製もあるようです。
いろいろさがしまわりましたが、通常問屋からの入荷は無理。
アンカーのラインナップにジュニアロード用24インチバイクがあるので、
といあわせたところ、このバイク用のリムは補修用として購入可能とわかる!
ふ~、これでようやく設計できます。
24インチバイク受難時代です。

2018429122741.png