職人マツナガ通信

2月6日

フォークつくりです。
通常だとこの手の作業は4時間くらいでおわらせなければ採算が合いません、いそ
げ、いそげ。
こういう新規物は下ごしらえ(材料そろえや寸法だし)がやっかいで、これができれ
ば作業の半分以上はできあがったも同然になります。
いざ作業をはじめてみると、予定していたエンドがこの特殊なハブには使用出来ない
ことが判明。
急遽別なものをさがしましたが、使えるのがカンパニョーロのものしかなく、
まっ、いいか、と言うかこれしかないのでこれでいくことに決定。
まずは脚になる部分を寸法通りに切断してストレートのままフォークのカタチにロー
付け(溶接)します。
次に真っ直ぐな脚にカーブをかけます。
のびる方向に熱をかけて分子間の結びつきをよわくして、ベンダーでカーブをつけま
す。
以前はフレーム作りで一番技術がいる仕事でした。
カーブがついたら設計図通りに脚の長さをまたカットしてエンドをロー付けします。
エンド幅136mmのフロントフォーク、何とかカタチになりました。
あとは、電動モーターの腕をささえる部分をつくれば出来上がりです。
ふ~。

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