職人マツナガ通信

8月4日

季節柄かツーリング車を探しにこられる方が増えてます。
年の頃は20代半ば過ぎか、鼻にピアスのおにいさん。
会社を辞して九州まで自転車行脚をするという。
訳あり? なんてへんに思いをめぐらせてしまうオヤジな自分。
そんなことはさておき、自転車のことはあまり知らないということで、
最初はマウンテンバイクがいいのではとご来店されました。
旅の内容、距離、荷物量など話をうがっているうちにMTBより、
700Cのドロップバーで太めのタイヤが入るバイクがいいと言うことになりこれに
決定。
このバイクにリアキャリアをとりつけて大きめのパニアバックを取付、さらにフロン
トには大きめのハンドルバーバックをとりつけてツーリングバイクのできあがり。
九州へ行く前にまず新潟へ足慣らしにいくといってました。
GOOD LUCK!

年の頃はボクの先輩にあたる紳士。
シルクロードを自転車行脚をしたいとういうおはなし。
こちらもよくおはなしを伺って必要十分なバイクをご相談。

ボクが今まで受けたツーリング用バイクの相談で一番すごいやつは、
まだアマンダスポーツで働いていたころ(20年位前)に北極を走りたいというお話
しでした。
御注文主のT氏は普通の会社勤めをしながら単独でノンストップ日本縦断などをなし
とげているスーパーサラリーマンライダーです。
結局、そのころはまだ計画段階ということでボクが担当するとこはなかったのです
が、氏は2004年に氷点下ー47度の状況でアンカレッジから北極圏までのサイク
リングを達成されました。
自転車はアマンダ製でボクも一度見せてもらいました。
T氏の旅の変遷をかたるようなノウハウのつまった一台でした。

いまはシンプルでかっこがいいロードバイクが主流ですが、ツーリングバイクもまた
ノウハウの固まりで楽しいものです。
おそらく日本も長期で休暇がとれるような世の中になればこういうツーリングバイク
の需要も増えるのでしょうね。
たしかに1・2日の休暇だったら軽くて機動性のあるロードバイクのほうが利便性が
ありますからね。
みなさんのツーリングの計画をきいてボクも遠い昔をおもいだしました、
太めのタイヤに前後にサイドバックがつくキャリアをつけてツーリングをしたこと
を。
当時はそのバイクが格好良くてしかたなかったですよね。
じゃあ、今自分に時間ができたら自炊道具やテントしょって自転車で旅にでる?と問
うてみると、
いや、宿は温泉、ビール付きがいいや、という答えになるオヤジな自分・・・・・。