職人マツナガ通信

4月18日

アマンダスポーツで修業時代、師匠の千葉さんは生粋の職人さんで営業なんてことば
は全然結びつかない人と感じてました。
その千葉さんがあるとき、”競争のあるところ、競争の激しいところにはいっていく
のは大変なんだ、まだ競争のないところをさがしてそこのパイオニアになればやって
いけるよ”というようなことを言われました。
千葉さんと一緒に仕事をさせていただいて、絶対に追いつけないだろうとな思う部分
を目の当たりにして、じゃあ、一体自分はどの部分でこの仕事でメシをくっていける
のだろう。
というのを修行中も現在も考え続けてきています。
そんな思いから総合自転車屋というものにつながってきている気がします。
仕事は楽しいけれど苦しい時もあります、むしろイヤじゃないけど苦しいというとき
の方が多いんじゃないでしょうか。
でも、その苦しみを超すと達成感と自信がつき、じゃあ次は何が出来るんだ、と言う
思いにつながっていきます。
自分の中で仕事は楽しいけれど、楽だということはないです、でも楽な仕事って続け
ていくと楽しくなくなってしまうんじゃないでしょうかね。
この仕事を選んだときに考えたこと、仕事って一日というか人生の大半を費やす活動
です、だったら多少つらくても自分の好きなものの近くで仕事をしていきたい、とい
う思いは今も間違えてなかったなと思えています。
誰から頼まれたのでなく、自分で選んだ道ですからどんなに大変でも文句はえいませ
んよね。
自分でメシが食っていけるところを探すのは大変ですが、やりがいはあります。
まだまだ探さなければ食っていくのは大変です。