職人マツナガ通信

3月9日

おまたせいたしましたTさん、フレーム製作開始です。
材料待ち、カンパニョーロの09モデル待ちでのびのびなっていましたが、ようやく揃いました。
Tさん、プロジェクトMは2台目。
今回のテーマはポジションは現行で、剛性を少しアップしつつすべてのチューブをカーボンにということです。
デザインのご要望は、ホリゾンタルで、でもステアリングコラムをろくろ首のように長くはしたくない。
サドル高-ハンドル高の落差の数字を見るとかなり物理的にかなり厳しい状況。
時間をかけてディスカッションして、さらに実際のどのくらいの角度にナルかも確認頂き、3cmだけスロープにすることに決定。
これだけ明確になれば、ベースは1台目の寸法でいいので、設計はらくです。
製作仕事になると、自分でもおかしくなるくらい、自分がいきいきするようです。

別件で、似たようなご要望のお客様がご来店。
カーボンフレームでホリゾンタルでできるだけクラシカルな感じがお好み。
最近の既製品のカーボンフレームは大口径、スローピング主流なのでこういうタイプがほとんどみあたらない。
お話あいをしながら、タイムのエッジパルスなら設計上は4cmスロープで芯-トップといういい方をすると3cmのスロープ。
ちょっとご予算オーバーになってしまいましたが、こちらが一番ご要望に近いということでご成約。
サイズですが、計算上はSサイズの方がピラーもでてステム長も長くとれてカッコよく見えると思うのですが、
ご相談の結果あえて、ワンサイズ上をお選び頂き、組あがった状態がクラシカルな感じになるようにしました。
こういう選択もありですよね。