職人マツナガ通信

12月6日

木リムホィール。
木製のリム、チューブラータイヤ、全く世の流れに反する組み合わせです。
でも、これいいですよね~、ツーリングライドには。
SBTMでは定番化しつつあります。
繊維方向のある木材をつかうのですから当然癖はあります。
扱いも神経をつかいます。
それを聞いても、試乗をされた人のかなりの確率でご注文をいただけるのは、やっぱりいいのでしょうね。
扱いも気をつかうなら、当然組み上げるのにも神経を使います。
アルミのように均一ではないので、一本一本癖があるのです。
その癖をよみとり、それにあわせてスポーク張力を張っていきます。
ですからアルミリムのように、できあがったときのスポーク張力が均一でないものもあります。
今はよほどのことないかぎりボクは手を出さずに、カメニック吉田が木リムと会話しながら組んでます。
”ここもっとひっぱっていい?”
”いや~ん、そこはダメ”
などと・・・・・。
なかには、やんちゃな木リムもいて、組んだときはとてもいい子だったのに、翌朝にはひねくれているものもあったりしました。
おつきあいする数がふえて吉田も大分会話がうまくなってきたようです。
SBTMでは、前輪に木リムホィール、後輪は用途によりにカーボンのロープロかディープリムホィールをおすすめしています。
体重60kg以下の人で、ペダリングのきれいに人でしたら前後もおすすめですが。
ちなみにボクは、もう20年前くらいに前後木リムにして、テストもかねてガンガン使って問題ありませんでした。
(ただし当時の体重48kgでしたが・・・・・・・)

カメニック吉田の裏情報。
後輪を組む場合は、リアハブ問題ですよね。
シマノで組んでしまったらシマノでしか使えないし、
でもこの先カンパを使うこともあるかもしれないし、
高価なホィールなので新たにもう一本とはそう簡単にできないし。
とボクが自分用のハブで悩んでいたら、
カメニック吉田が、カンパのハブなら、ボディだけシマノ用を買えば付け替えることでコンパチで使えますよ、と教えてました。
自分がそうして使っているそうです。
なら、もっと早くいえよ~、お客様に情報提供しろよ~、と私はいいたい。
そこで、ようやく、ようやく、ようやく、ようやく、ようやく、ようやく、ようやく、ようやく、ようや~く、
吉田がホームページで自分のページを持つことを自分からやると言ってきました。
入社以来ことある事にず~っと言ってきたことなのです、HP上で自ら情報提供しなさいと。
でもボクの教育方針で、強制はしないんです、自ら思ってやらなければ実も薄いし継続もできないですから。
てなわけで、近日中にカメニック吉田のページがオープンします、お楽しみ!

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