職人マツナガ通信

12月10日

おとぼけ吉田のメカ日記。
いよいよはじまりました、スタッフ吉田通信。
ボクとは正反対に近いタイプの吉田ファンは結構いるのではないでしょうか。
自転車のメカ以外で、元和菓子職人のノウハウを生かして、おいしいあんこ作り、
なんて事を書いてくれてもウレシイひとがいるかもしれませんね。
まあ、とにかく継続することが大事。
いそがしいのは皆同じ、やってちょ。

Sさん、お待ちかねの製作開始です。
さあ、みなさ~ん、記念撮影です、集まってください。
てなぐあいで、フレーム材役者勢揃いです。
これがフレームのカタチになっていく、つくっている自分も不思議でおもしろいです。


Sさんの仕様はメイン三本+シートステーカーボン。
体型と乗り方からチェーンステーは、ニッケルクロームモリブデン鋼でいくことにしました。
このモデルの最初の作業は、合金鋼のチェーンステー作りからです。
まずは、チェーンステーの先に、リアエンドを差し込む割をフライス盤で切り込みます。


切り込みができたら、ギャがある右側のスプロケットが当たる部分を加熱してたたいて逃げをつくります。
それができたら一旦ヤスリで切れに端面を仕上げます。
治具にセットして、チェーンステーとリアエンドのロー付け(溶接)作業です。
ロー付けが終わったら、次は設計寸法通りに長さをカットします。
カットができたら、ボトムブラケットの曲面にあうようにフライス盤をつかってアール取り切削をします。
寸法あわせができたら、次はフロントギャが当たる部分の逃げを、
自作の木製のプレス板をつかい冷間でプレスして楕円に変形させます。

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