職人マツナガ通信

7月28日

組み直し。
カーボンホィールの組み直し作業です。
ハブの交換作業となります。
まずは交換するハブと今ついているハブの寸法関係の照らしあわせです。
この寸法が同一ならスポークを交換せずに組み直しできるわけです。
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確認してみるとほとんど同じなので、スポークはこのまま使用することに。
さてばらしです。
この手の作業は、大抵は一筋縄ではいかないことが多いのです。
今回も案の定、最後の一本のスポークのニップルが緩みません。
アルミニップルのため、腐食してくっついてしまっているんですね。
スポークは生かさなければならず、
切るわけにも行かず、さあ、どうするか。
っと、思いついた。
ひいてもダメなら、熱してみな。
金属は熱すると膨張するので、
ニップルを温めることで緩む可能性が。
そこで加熱。
何で加熱するか、ライターがあればいいのですが、ない。
仕方がないので、バーナーを弱火にして暖めることに。
正解、一発で緩みました。こうやって、一本一本緩めてばらして、そしてまた組み立てます。
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