ハンドバイクのメンテナンスです。
先週車長伸ばし加工をしたハンドバイクのメンテナンス作業です。
チェーン交換、ケーブル交換、グリスアップ、そうしてフロントトリプル化です。
手で回すハンドルの所にフロントギャがついていますが、
現在50x39のダブル仕様。
変速機はトリプル仕様のものがついているので、トリプルで使用したいというオーナーのご希望。
クランクは、ハンドルがつくオリジナルでPCDは130mm。
オーナーの希望では、現在の50Tと39Tの間に、もう一枚あればということ。
それであれば可能かと思い、色々調べてみる。
先ずギャ板は、46Tが見つかる。
ギャ間座もあり。
三枚のギャをとめるための、ロング5ピンもみつかる。
とりあえずパーツだけは揃った。
さて組換え。
クランクには予想通り、50x46x39が組み付けられた。
さて、これがちゃんと作動するかが問題。
フロント変速機は、シマノのMTB用。
もともとこんな大きなギャが使われる仕様ではない。
しかも、逆さまについている。
なんとか、ローからミドルギャには移るようになりましが、最後のアウターにあがらない。
フロント変速にの高さ位置を変えてみてもいっこうにあがらず。
これは、メーカーの違うギャ板と50Tと46Tという4T差では、あがらないのか、と考えてみる。
でもどうしても納得できないので、さらにいろいろやってみる。
っと原因が分かった。
フロント変速機のインナープレートが46Tのギャ板に当たってしまうのです。
やはり、こんな大きいギャを想定していないんですね。
これで万事休すかと思いきや。
インナープレートがあたらないくらい、変速機をギャ板からはしてセットしてみる。
イナナーからミドルにあがるようにすると、ミドルからアウターにいかず。
ミドルからアウターに行くようにすると、ミドルからローギャに移らない。
イレギュラーのギャ板の組み合わせ、イレギュラーの枚数の組み合わせ、イレギュラーのフロント変速機位置。
これだけイレギュラーの組み合わせなので、やはり無理か。
しかし、あきらめず、苦肉の策を施す。
っと、なんとか三枚使えるようになりました。
ほとんど丸一日の作業ですね。