職人マツナガ通信

6月3日

よくおそば屋さんなどで、
ガラス越しに蕎麦を打っているところをみせているお店がありますよね。
わかりやすいところでは、
お寿司屋さんは、カウンター越しに握ってくたり、
ラーメン屋さんはカウンター越しに湯切りなどをみせてくれますよね。
これどちらも、自分の腕前ををみせながら、
おシゴトをしているんですね。
大概の作業は順番があったり、時間がかかったりするので、
お店にヒトが少ない時に行うのですが、
ボクらのシゴトでも時々そういう時があります。
お客さんの目の前に作業をする。
この、人前で作業をするってこと、
意外と大変だったりします。
なんせ、自分の腕をまるみせするのですから、
あまりカッコ悪い姿はみせられません。
ボクも初めの頃は大変苦手でした。
最近は歳って図々しくなってきたし、
手をかけて作業しているのをみてもらえれば、
コストがかかる理由を納得してもらいやすいこともあり、
みられていても、いなくても、
変わらぬように作業ができるようになりました。
カウンター越しに、テキパキとフライパン振る姿や、
見事な包丁さばきをみせられると、
安心して食べられたりしますもんね。
そういう意味では、人前でできるできない、
というのはそのシゴトの到達点の指標になるのかな。
自分の中では結構そうなってます。

画像は、カーボンチューブをラグに差し込み接着しているところ。

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