職人マツナガ通信

1月24日

さて、さて、製作シゴト。
前回のバラバラになっていたラグパートをフレームのカタチにしていきます。
ここの作業では、溶接(精確にいうとロー付け)をして各部をくっつけていきます。
そしてこのあと、カーボンチューブを接着するのです。
ですから、ボクの作るフレームは工法でいうと、
溶接&接着フレームということになりますか。
この両方ができるので、
どんなカタチでも、カーボンチューブをつかったフレームが可能になるのです。

今日は偶然にも二人のオリンピック選手のコンタクトがありました。
一人は、MTBでアテネオリンピックに参加した竹谷選手。
つくばをベースにトレーニングしている彼が、
練習の途中で寄ってくれました。
もう一人は、やはりアテネにロードで参加したショボちゃんこと田代選手
http://www.sbtm.jp/tashiro/index.htm)。
電話で明日、ツールドランカウェイに参加するために出発するとのこと。
今季は仕上がりが大分遅いようで、
ランカウェイはすでに上々に仕上がっている福島(兄)選手のサポートに徹するよう
です。
以前のインタビューで(http://www.sbtm.jp/tashiro/etc/interview.htm)、
毎シーズンが目標がレベルアップしていくのでトレーニング内容も同じモノはありま
せん、
といっていた彼。
今年も今までにない負荷をかけた新しいトレーニングをとりいれてやっているようで
す。
竹谷選手とも話したのですが、
選手のパフォーマンスというのは、
今は非常にも数字で簡単にでてきてしまうんですね、VO2MAXだとか筋力だとか。
それを世界のトップ選手と単純に比較してしまうと、
戦わずして結果がある程度わかってしまう。
じゃあ、やめてしまうかというと、そんなことはない。
自分を徹底的に解析して、
わずかでも可能性のあるところを最大効率でのばしていく。
自分の能力がある程度わかってしまってからの出発、
これはモチベーションをもちつづけるのにかなり大変なことですよね。
これ選手のことに限らず、
シゴトにおきかえても、そっくりそのままいえるとおもうんですが。
どんな小さな事でも自分のなかに、いかに可能性をみつけるか、
そしてその可能性にむけて実行できるか。
その辺りが、選手であれば目標達成のための、
ボクのような凡人であれば毎日を新しい気持ちで、
いききと生活していけるヒントのような気がします。

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