職人マツナガ通信

10月4日

チェーンステープレス作業。
メインラグチューブの切削作業がおわったら、
後は、クロモリパートである、チェーンステー、シートステー、BBの下ごしらえとなります。
まずチェーンステーは、
テーパーのついた元管を切削、割入れしてリアエンドをローづけ(溶接)します。
チェーンステー材選びは、かなり悩んだのですが、
ニッケルクロームモリブデン鋼0.7mmという薄肉もので、
テーパー部分の(円錐状)太いところを多めに使うことにしました。
リアエンドがついたら、図面の長さにカットして、
フロントチェーンリングがあたる部分のつぶし作業となります。
何度も登場している、木製お手製のプレス型をつかって万力で、
まん丸の元管を楕円につぶします。
おもしろいもので、こんな感じでつくっても左右誤差0.1mmでつくれます。
木製の型でじんわりとつぶすので、
クロモリ独特の優雅な曲がりのプレス曲面がでるんだろうなと思ってます。