職人マツナガ通信

2月10日

リアブレーキの問題。
問題がつづきます。
新発売されたシマノデュラエース9000シリーズに、
チェーンステーノ裏側に取り付けるブレーキアーチがラインナップされました。
効果は通常の位置につけるより整流効果があり、空気抵抗が減るというエアロ効果ということです。
歴史は繰り返される。
たしか1980年代にも、エアロブームがわき起こり、同じアイデアのブレーキがありました。
なので当時チェーンステーノ下、フロントフォークの後ろ側にブレーキーアーチを取り付けてほしいというリクエストがあり、
よく加工をしていました。
ここでまた再来ですね。
プロジェクトMのオーダーを頂いているFさんからのクエストをいただいております。

依然と大きく違うのはフレームの素材がクロモリからカーボンに変わっていることでしょうか。
なので取り付け方も、今ものものはカーボンをメインに考えているのでしょうから、
取り付け寸法などの設計寸法の確認が必要となります。
シマノさんはこのあたりは、しっかりしているのでマニュアルが用意されています。
このマニュアルをもとに、
ボクのつくるクロモリバックのプロジェクトMでも使用可能かを確認します。
マニュアルの寸法関係は、ひとまずクリアです。
でも、実際にとりつけるとなると、あっちこっち干渉をしたりと想定外の事が起こるのでしょうね。
まあ、ひとつ、ひとつ、やっつけていきます、いままでやってきたとおり。