職人マツナガ通信

7月13日

ちっちゃめフレーム。
ヨーロッパレーシングシーンでは、少し小さめのフレームサイズのフレームに、
長いステム、と長いシートピラーで乗るが流行っているらしいです。
先日、長いつきあいのグラファイトデザインSさんから、おもしろいこと聞きました。


Sさんがつきあいがある、ヨーロッパで走るプロロードマンから聞いた話によると、
プロ選手が支給される各ブランドのトップクラスのフレームは、
ヨーロッパのステージレースで使用するには、
剛性が高すぎて、振動で身体がきついらしいです。
この振動を少しでも和らげようと、長いステム、長いシートピラーを使えるように小さめのフレームサイズを選んでいるとのことでした。
あながち、カッコだけで流行っているのではないんですね。
ここで注意しなければいけないのは、
プロがヨーロッパの荒れた路面で何日も続くステージレースに使用する時と限っていることです。
剛性って、単純にライダーの出馬力にあっていればいいというものでもないんですね。


使われる環境によっても違ってきちゃう。
また、グラファイトデザインはカーボンのゴルフシャフト製作でノウハウのあるメーカー。


現在は、あのタイガーウッズがご指名で使用しているとのこと。
そこで、ゴルフシャフトのおもしろい話を聞かせてもらいました。
今やゴルフの世界は、クラブとボールで勝負が決するというくらい機材の影響があるようです。
プロゴルファーの求めてくるクラブシャフトは、
コースによって剛性の違うものはあたり前、
同じコースでも風や雨など天候によってかわってくるそうです。
いや~、ものつくりってほんとおもしろいですね。