職人マツナガ通信

8月30日

下ごしらえ。
Fさんのフレーム、ラグパート下ごしらえ作業です。
カーボンのチューブが差し込まれてくる、つなぎ合わせの部分ですね。
クロモリのフレームのラグと同じ役割です。
ラグの構造上のポイントは根本の肉厚にります。
根本=チューブとチューブのつなぎ合わせ部分。
モダーンロードレーサーのお手本になった、
イタリア チネリのイタリアンカットラグは、
プレス構造でつくられいたのですが、根本の肉厚が1.6mmあり、とても理に合っている。
と師匠である千葉洋三氏に教えられました。
ボクのつくるプロジェクトMは、クロモリとは違うので肉厚はちがいますが、考え方は踏襲しています。
乗り手により、0.7mmから0.9mm肉厚の間で調整します。
Fさんは、0.9mmでいきます。
旋盤で長さ、肉厚を加工します。
それができたら、フライス盤でチューブの突き合わせ角度に合わせて、
曲面のカッティングをおこないます。