職人マツナガ通信

10月19日

初回点検。
SBTMでは、御買上いただいた全てのバイクに初回点検サービスをしています。
距離にして500km、時間にして3ヶ月位を目安にお持ち頂けるよう、
無料初回点検券付きのハガキがお客様に届くようにしています。
納車時に締め付け部分はトルクレンチでしっかり管理組立をしているのですが、
どうしても、なじみがでない初期緩みがみつかります。
また、最近のシフトケーブル内蔵型フレームでは、
組立時のインナーワイヤー初期伸びとり作業ができないため、
どうしもてケーブルのテンションが落ちてしまっているものもあります。
6月に納車した、プロジェクトMが初回点検で入ってきました。
なんとすでに2000km走破されているとのことで、ご立派。
サイクリング部の学生さんのバイクなどは、
とても初回点検とは思えないほど、いたんで入ってくることもあります。
それぞれのバイク、オーナーのお役に立っているのを見られるのもウレシイことです。
すべてのバイクの初回点検を何台もこなしていると、
緩みやすい場所というのが体験的に覚えられます。
なので、初回点検は必ず組立責任者が行うようにしています。
 
修理三昧
こちらもチェーンを下から巻き込んでしまい、
かなりチェーステーが削られてしました。
カーボンフレームは、糸状の炭素繊維を樹脂で固めたものなので、
削れるという事は、糸が切れるということなので、
完全に元に戻すことはできないのですが。
同じような状況が起きたとき、
これ以上そこから剥離をしにくくさせるという意味で、
補修するのは有効です。
後は、見た目でしょうね。
機能的には大丈夫といわれても、
傷口を毎度見るのは、気持ちのよいものではないですよね。
ということでお直ししました。