メルクスオレンジ号。
もう五年になるのですね、
五十歳を記念して50yer’sアニバーサリー号をつくったHさんから、
塗り替えを含んだオーバーホールを依頼されました。
自転車歴三十数年のHさん、いろいろなバイクを所有してきて、
そこで頼まれた50yer’s記念号、どうしようと考えてつくったのが、
メルクスオレンジ号でした。
バイクの中身は、走り屋のHさんにあわせて実用本位に。
ラグ部をのぞいてすべてカーボンを使用。
しっかり進んでくれて疲れにくい。
バイクを見た人が、カーボンでできているようにま見えない、
”えっ、これカーボンなんですか!” とビックリさせれられるもの。
カラーリングが最後まで悩んだのですが。
ボクとHさんとはほぼ同世代、
同じように三十数年前にサイクリングを始めた。
ボクらがサイクリングを始めた頃、
ヨーロッパのロードレース界を圧倒していた、エディ・メルクス選手の全盛期でした。
そこで、日本でもエディメルクスの名前を冠した、
メルクスオレンジと呼ばれていたオレンジ色のロードレーサーが発売されました。
オリジナルはデローザでしたが、こちらは価格からいって絶対手に入れられるはずもなく、
(中学生の時、オヤジに借金頼んで買おうとしましたが、笑われて一蹴されました・・・・・。)
ならば、国産のレプリカをというところですが、
それすらも中坊の身分には手に入れられるものではなく、
ひたらす憧れの的でした。
そんなボクらも気が付けば五十歳。
ジンセーいろいろありました。
酸いも甘いも噛み分けて、がんばってきた今、
今なら憧れのバイクを手に入れられることができる。
ということで、当時の憧れをカタチにということでメルクスオレンジカラーにしました。
さて、今回は外付けだった電動バッテリーをビルトインタイプに改造します。
そして、カラーリングですが、ご本人はメルクスオレンジが置きにいりで、
同じでいこうということでしが、ここでご提案。
メルクスがチームを変えたときにバイクもオレンジからシルバーに変わりました。
それにあやかって、今回はシルバーでいかがでしょうかと。
気に入って頂いたようで、今度はメルクスシルバー号として生まれ変わります。
昨日書いた、めおと愛のKさんから、
あの文章を読んでご連絡いただきました。
実は、それほど麗しい話ではなく、
カミさんからもらったプレゼントを粗末にしようものなら、
平和な家庭をみだすことになりかねない、
もし、そんなことしたら、
「怒られちゃう~、殺されちゃうよ~」
というところだそうです。
どこの家もカミさんは強い。
ウチのカミさんも強いです。
年こそ一回り下ですが、
五右衛門風呂に薪くべて育ってますから。
根性が違う。
結婚したてのころは・・・・・・・・・・・・・・・。