職人マツナガ通信

3月15日

現物あわせ。
設計ができたのでHさんにご連絡をしたところ、
ハンドル、サドル落差30mmというのがイメージがつかないとのこと。
この30mmというのは、Hさんの体型、年齢、用途を考えてだした、
ボクの経験値なのですね。
たしかに、数字を見ただけではわからないですよね。
そこで、現在のバイクをお持ち込み頂き、
実際に外を走ることができませんが、
ローラーにセットして、なんとか30mm落差を実現、体験をしてもらいました。
実際に体験してただくと、かなり十分な楽チンポジションということが判明。
そこで、トップチューブを5mmのばすご提案。
昨日書きましたが、体型から縦長、横短設計になってしまい、
バランスからいうともう少しフロントセンター(ホィールベース)をとりたいところでした。
トップチューブを5mmのばすと、必然フロントセンターものばせるので、グッド。
さらに、ハンドリングを現在ものより少し直進性をよくしたいというご希望も、
トレール値を比べると最初に設計したものより、よりよくなる結果がでました。
あとはヘッドチューブをどれくらいのばすかという問題。
お話し合いの結果、ヘッドチューブ長をプラス5mmで、
ピラー突き出しを150mmで決定しました。
これで、設計をやり直し、図面できあがりです。