職人マツナガ通信

4月17日

サイドケージ。
二十年以上前になるのですね、
1993年に製作をしたシクロクロスバイクのオーナーが、
はるばる神奈川から御来店いただけました。
数十年ぶりにこのバイクを復活させたいということです。
林道ツーリング用シクロクロスバイクということで、
結構特殊加工をして製作をしていたようです。
自転車を担ぐことを想定して、
ボトルケージ台座を、
ヘッドチューブよりギリギリに、
さらにボトルに脚があたらないように、
当時流行してた、薄いエアロボトルをとりつけられるように加工していたようです。
ヘッドチューブギリギリに取り付けるため、
通常のボトルのように上から抜くことができず、
横から脱着をする必要があったのでしょうね。
お持ちいただいたプラスチックが劣化してしまった、ボトルとボトルケージをみると、

特殊形状のボトルが横から抜けるように、
おっと、おもうような小細工がしてありました。
自分がこんな加工をしていたなんて、すっかり忘れていました。
二十年前にこんなこと考えてやっていたなんて、
なんか、ちょっと、うれしい思いをさせてもらいました。
いろいろ訳あってサイクリングを中断されていたと思いますが、
やっぱりサイクリングは楽しいです。
是非復活してください。