職人マツナガ通信

4月24日

下ごしらえ。
神奈川のTさん、まずはラグパートの下ごしらえ作業からです。
カーボンチューブが差し込まれる、繋ぎ手の切削作業となります。
この切り刻んでいる作業をしていると、
まさに料理の下ごしらえをしている感覚をおぼえます。
元管を旋盤で、肉厚、長さをカットします。
ラグの肉厚ですが、今回は0.9mmでいくことに決めました。
ヘッドチューブは、オーバーサイズの1.0mm肉厚に。
チューブの肉厚0.9mmというと、
昔のクロモリのフレームチューブの石渡022やタンゲNo2と同じになります。
このクラスは、重量級ライダーの定番チューブでした。
022のフルセットでくむとガチガチなってしまうので、
シートチューブやトップチューブ、シートステーなどを、
その下の019セットのものと組み合わせて剛性を調整したりしていました。
今回のフレームは、踏み心地は022のバネ力がありながら、
022のクロモリフルセットのうようなガチガチがないフレームに仕上がる予定です。

気持ちよく巡航できるとおもいます。