職人マツナガ通信

2003年 9月6日

昨日1本(正確に言うと2本だけど1本は身内)、今日は2本、と立て続けにボクがつくるオーダーフレームの注文を頂いた。
 
100%まじりっけなしのオーダーフレームなので、オーナーが決まらないとつくれない、だから作り置きはできない。
作り手はボク一人。
だから、一度期に注文をもらってしまうと、通常の納期予定の3ヶ月というのを、全員にはいえなくなってしまう。
 
決してなまけたり、遊んでいたりするわけではないのですが、ここのとこころ、さっぱり納期が守れない。
 
一人の方には、来年の美ヶ原ヒルクライムにまにあえばいいよ、といわれた。
たしか、美ヶ原は毎年7月のアタマにやるレース。
なんだ、あと一年あるじゃないか、などと思っていると、気が付くと来月レースだよ、なんてことになったりします。
まっ、精進します、ご安心を。
 
一昔前は、ボクの作るようなオーダーフレームが、世の中を大手を振って乗られていました。
なんってたって、世界に一台なのですから、寸法から強さ、カラーリングまで選べるんですよね。
ですから、自分だけの一台を乗ることが、おしゃれ、って考えられたのですね。
 
ところが、最近はすっかりブランドモノにおされてしまい、オーダーフレームというコトバさえ、死語になりつつある感じ。
世界に一台のバイク、まだ、魅力ありますかね。