職人マツナガ通信

11月20日

シマノシャドーリアディレラー。
現行のシマノさんのラインナップで105より上位グレードに採用されているリアディレラーです。
従来のリアディレラーから大きく変わったのは、ダブルテンションからシングルテンションになったことです。
ダブルテンションというのは、リアディレラーが前後にスプリングがきているものです。
シングルテンションというのは、リアディレラーの前側のみにスプリングがきいてるものです。
シマノさんの説明では、シングルテンションの方が、スムーズで静かな変速ができるので、
変速性が上がるということです。
整備、組み付けしている限りでは、ダブルテンションとシングルテンションの変速の違いはそれほど感じないのですが。
で、なにがいちばんかわったかというと。
後輪の脱着方法です。
ダブルテンションですと、まあ、こつはありますが、
ご説明をすれば、大抵の人が脱着ができました。
しかし、シングルテンションになると、後輪の脱着時、
リアディレラーを後ろに引かなければならい作業が追加されます。
これが、なれないとなかなか難しい。
本日、メリダのディスクロードを納車したD女史。
納車時、後輪の脱着のレクチャーで、何回もご本人に脱着作業をやってもらいましたが、
なかなかうまくいかない。
ご本人もこれができないと、パンク時など大変、っと必死。
なんとか、コツだけは覚えていただき、自分で練習をされることに。
後輪の脱着は、ボクのやり方で自転車は立てたまま行うのですが。
このシャドーリアディレラーの場合は、自転車を逆さに倒立させて、
脱着したほうが、やるやすいかもしれませんね。
シャドーリアディレラーの後輪の脱着方法、
初心者用に何か考えます。