職人マツナガ通信

10月18日

千葉県のOさんのプロジェクトM、シートステーつくりです。
チェーンステーが付いたので、お次はシートステーをとりつけます。
部材は、カイセイ8630ニッケルクロームモリブデン鋼の、
14.0φの肉厚0.5㎜でいきます。
軽量ご希望、体型、ライド目的から、テーパー管の一番細いところを使います。
この太さの違うところをつかうことでも剛性を変えられます。
まずは、必要十分な長さに旋盤でカット。
そうして、先端をシートラグにぴったりあうように、
フライス盤でミーリング作業をします。
部材のしたごしらえができたら、
チェーンステーと同じように、治具にのったフレームにあてながら、
長さを調整していきます。
あわせては削って、削っては合わせて。
シートステーも、両方ともある程度寸法が出てきたら、
片側を仮付け。
そうして、もう一方を仮付けした側にあわせて削っていきます。
ふ~、左右両方とりつけました。
お次は上ブリッヂです。
ディスクブレーキになって、とりあえず必要がなくなってしまったので、
最近のフレームにはつけないものが多くなってきています。
しかし、ボクは取り付けます。
通常はディスクブレーキ仕様の場合は、ただのパイプをとりつけるのですが。
今回はブルべ仕様とういことで、ブリッヂにとりつけるフェンダーなどが使えたほうがいいと思い、
あえて、キャリパー取り付け用のネジ穴のあいたブリッヂを取り付けました。
寸法は、32Cのタイヤを取り付けることがあるので、
キャリパーは取付不可能なブリッヂ半径寸法でとりついています。
多分何かと便利に使えると思います。