職人マツナガ通信

5月29日

シマノさんパーツ遅延の理由。
相変わらずシマノさんのパーツ納品遅延が続いています。
完成車メーカーもフレームは在庫しているが、
シマノさんのパーツが足りなくて組めない、という。
ボクらも修理で使うためのパーツがなくて、四苦八苦しています。
今までは、コロナのせいで、工場がロックダウンしたことや、
世界的に自転車需要が増えたことなどが理由だと聞かされていました。
ここで新しい情報。
先日来店いただいたあるメーカーの営業さんにによると。
二年前にイタリアで、感染拡大防止のため、乗客数の制限など公共交通機関の利用に現在規制がかかっているいることなどを受けて
自転車購入の補助金をだすことになったんですね。
この補助金制度、ウィルス感染予防の意味もあるのですが、
コロナウィルス感染によるス経済への影響拡大を受けて、経済対策として発表されたようです。
日本では、飲食や観光関係にはいろいろな補助金制度がでたようですが、
ボクら輪界には何もなかったです。
ここはさすが、自転車立国イタリアならではなのでしょうか。
この補助金制度、補助金を割り引いたバイクを販売した店舗に補助のお金がおりる制度だったようです。
なので、バイクショップによる補助金めあての発注が殺到しまい、
結局この時のシマノパーツの注文がさばききれずに、
バックオーダーとして未だに尾を引いているとうことで、
日本にまわってくるパーツが遅れているということでした。
シマノさんも、こういう理由で一時的に上がった需要に対して、
これを生産する工場を増やしたとしても、
また需要が元に戻ったときのことを考えると、工場を増やすとは行かないようです。
あ~、いつまで続くかパーツ納品遅延。