職人マツナガ通信

7月18日

トーキョーのTさんのプロジェクトM、ラグパートザグリ作業です。
旋盤で厚み、長さの調整加工ができたラグパートに、
お次はフライス盤を使ってチューブとチューブがスムーズにつくようにザグリ加工をします。
フライス盤に、パイプと同じ直径の丸い刃物をつけます。
フライス盤の刃物とパイプのセンターを合わせたら、
フライス盤上の万力の角度を図面の角度にあわせます。
そうして切削です。
シートラグに今回はシートピンラグをロー付けします。
このシートピンラグもともとクロモリパイプ用の設計なので、
ボクのラグ用パプイプの径にはあいません。
そこをなんとかやりくりするのが職人。
えい、や、っとなんとかロー付けしました。
このシートピンラグ、ボクがイタリアに行ったとき、
イタリアの工房でみつけて、これは使える、っと、
わざわざイタリアから買い付けたものです。
まさか二十年経って、今役立つとは・・・・・・。
これで、大分役者がそろってきましたね。
でも、まだ、まだ、これだけだと何を作っているのわからないですよね。