職人マツナガ通信

8月26日

トーキョーのTさんのプロジェクトM、組み立てです!
ヘッド小物を圧入して、リアエンドにエンドねじをとりつけます。
カンパニョーロのコルトエンド。
今の自転車にはほとんどない、車軸を前後に動かせる細いネジがとりつきます。
これは、昔自転車レース中に、スポークが折れて車輪が触れたときに、
車軸を後ろに引いて触れてしまったホィールが、
フレームに当たらないようにということでこういう構造になったと記憶しています。
このコルトエンドが出る前は、もっとスライド幅のある大ぶりなエンドが主流でした。
しかし、今や車輪がこわれたら即ホィール交換、バイク交換となるので、
ほとんどこのネジの出番はなくなり消えてしまいました。
カンパコルトエンドに専用のネジをとりつけて、車輪を入れて、
サドル、ハンドル。ステムをつけてポジションの確認をします。
設計通りにできているか。
お~、バッチリです!
さらにフレームサイズ460㎜でもトップチューブがほぼホリゾンタルにできました!
確認ができたら組み立て開始です。
ご指定のカンパニョーロのパーツで組み立てます。
フレームにつくシフトワイヤーのアウターストッパーもこだわってカンパのものを探しました。
滞りなく組がありました!
どうですかねTさん、イメージ通りのバイクになっていると思うのですが!