職人マツナガ通信

3月24日

SさんのジャイアントOCR Di2化ダウンチューブ加工です。
リアディレラーDi2ケーブル内蔵化ができたので、
お次は、ハンドル側のポートからDi2ケーブル内蔵化です。
まず、ダウンチューブに穴をあけなければならいので、
念のためOCRのチューブ仕様を確認します。
スペックを確認すると、
GIANT ALUXX 6061-T6 アルミニウム オーバーサイズチュービング リプレーサブルリアエンド
というジャイアントオリジナルのアルミチューブ。
GIANT ALUXX シリーズのチューブの一番スタンダードなチューブです。
肉厚を知りたかったのですが、どこにもその情報はなく。
MTBにも使われているチューブなので強度的には穴をあけても問題と判断。
まずは、BB内部の穴広げ作業です。
楕円上に横にひろがっています。
これを、マッチ箱状ジャンクションがダウンチューブ内に押し込めらるくらいに穴をひろげます。
ここも、正面からリューターの刃物を当てられないので作業には苦労します。
ここもBB内部の他の部分にリューターの刃物があたらないように慎重に削っていきます。
さて、これだけ広がりました、どうでしょう。
Di2ケーブをつなげたジャンクションです。
これをダウンチューブの中に入れていきます。
よっしゃ! 何とか入りました。
 
ジャンクションが入れられるのを確認したので、
お次はダウンチューブの穴あけ加工です。
安全そうな位置にマーをして。
ドリリングです。
これで、ポートからくるDi2ケーブルをダインチューブに入れて、
ダウンチューブ内のジャンクションにつなげられます。