職人マツナガ通信

7月20日

めおとプロジェクトMのTご主人のヘッドチューブ作りです。
Tさんのフォークは、クラウンレースの径が33mmとなります。
ステアリングコラム径は、28.6mm。
通常28.6mmのコラム径なら、クラウンレース径は30mmなのですが。
クラウンレース径が30mmなら、ヘッド小物が上下同じサイズのもが使えます。
Tさんのフォークは太いんですね。
よって、ヘッド小物上下のサイズが違ってきます。
上がEC34とよばれているヘッドチューブ内径が34mmのもの。
下がEC44とよばれているヘッドチューブ内径が44mmのもの。
上下異サイズのヘッド小物がつかえるようにヘッドチューブをつくります。
まずは材料出し。
ヘッドチューブ材と内径を広げるためのかさチューブです。
かさの部分をつくるために旋盤にくわえます。
テーパーになるように削ります。
テーパーに削れたら、外径、長さをあわせてカットします。
かさの部分ができたら、ヘッドチューブ材の外径をけずって、
必要肉厚0.9mmに仕上げます。
できあがったヘッドチューブ材をかさに差し込みます。
こんな感じです。
これでロー付け(溶接)をします。