職人マツナガ通信

1月26日 カタチになりました!

Nさんのオレンジ号レプリカ再生プロジェクト、
カーボンチューブの用意ができました。
長さをカットして、ボトルケージ台座の穴をあけました。
接着作業です。
まず、ラグの内面をリューターでよくあらしてきれいにします。
カーボンチューブの接着部分を接着剤が食いつきよくするためにペーパーやすりであらします。
これができたら、ラグ、カーボンチューブともによく脱脂をします。
そして接着剤をぬります。
接着剤が濡れたらカーボンチューブをラグに差し込みます。
しかし、ここで問題発生。
いつもの手順でカーボンチューブを差し込んでいくが、
素直に差し込めない。
はっ、と思いいたる。
いつもはシートチューブをBB側ラグまで入れずに、
ダウンチューブ、そしてトップチューブを差し込む。
これだと、トップチューブのシートラグ側が若干後ろに動くので、
三角形でもうまく、ダウンチューブ、トップチューブともにラグにおさまる。
しかし、今回はシートチューブはすでに差し込まれいて、
チップチューブのシートラグ側が全く動かない。
ありゃ、りゃ、ん~、ここまできて問題発生か・・・・・・。
全く手作業ってやつは・・・・・・何が起こるかわからない。
これ、カーボンチューブが入らなければ、今までやってきた作業は何だったんだ、ってことになりますよね。
ん~、ピンチ、どうする。
接着剤が潤滑剤となるので、あたらめてよく塗り直して。
ヘッドチューブ内にモーメントレバーとなるチューブを差し込んで、
思いっきり押し込んでみる。
っと、入った・・・・・・・・。
ふ~。
♪悪戦苦闘の連続だけど、シャバダバ、シャバダバ、助かった♪ by ブラック魔王
この後、加熱器で接着剤を加熱硬化させて、
フレームのカタチに戻りましたよ、Nさん!