職人マツナガ通信

12月7日

四国のMさんのオーダーフォーク、,最終作業です。
片側のエンドが仮ロー付け(溶接)できたら、
お手製の治具を使って、もう片方のエンドを仮付けします。
エンドが仮付けできた段階で、治具上で寸法を確認します。
これでOKならば、エンドを完全ロー付けします。
これでロー付け作業はすべて終了です。
あとは、芯だしと仕上げ作業となります。
芯だしは、各作業段階で寸法確認をしているので、
さほどの大きな作業はありません。
カンパニョーロのエンド平行修正器をだしてきて、
エンドの平行を修正します。
この工具1950年位には、他のヘッドさらい工具だとか、
BB端面さらい工具、などボクが今使っているすべての工具が揃っていたようですから、
当時のカンパニョーロの先進性を感じます。
芯だしができたら、最後の仕上げです。
ヤスリできれいに仕上げていきます。
さて、Mさん、こんな感じでできました。
このフォークとあわせて、フレーム再塗装ですね。
また、別のバイクに感じると思います。
一粒で二度おいしいですね。