職人マツナガ通信

10月11日

aluminium or carbon,That is the question。
デローザ家のTEAM君に一目惚れのお嬢様、心を決めてご来店。
しかし、そこには少し太めだがとても性格のよいR848君が突如現れる。
お嬢様のこころは揺れる。
容姿に惹かれるTEAM君か性格のよいR848君か。

MTBでエクステラに参加経験をもつお嬢様。
今度はトライアロンに挑戦したいということでご来店頂きました。
ご本人はアルミのTEAMがご希望なのですが、
トライアスロン、それもゆくゆくはアイアンマンディスタンスにチャレンジしてみたいというご希望をお持ちなので、
カーボンをおすすめしました。
カーボンは軽くて強いという事が強調されますが、
振動の減衰性、ショックの吸収性がアルミ、スチールにくらべてよいという素材特性をもっています。
ただこの振動ですが、カーボンが吸収してくれる得意な大きさがあり、
歩道の段差越えのような大きな振動にはあまり有効ではありません。
あれたアスファルトからくるような細かい振動に対してとても有効です。
このあたりを勘違いすると、な~んだ、カーボンといたってたいしてかわりないじゃない、なんて感じてしまうかもしれません。
なので、トライアスロン、特に長い距離のアイアンマンクラスですと、
アスファルト舗装された道路の長いバイクライドによる振動からくる疲れがすくなければ、ランをよりよく走れることになります。
てなことを、お話させていただきました。
偶然にも昨日タイムのカーボンにアルミバイクから乗り換えたKさんにご来店いただき、
その振動のなさがアルミに比べてものすごく違っていて感動したという感想をいただいたばかりでしたので、
自信を持ってお嬢様にお話できました。

お嬢様は悩む、
”アルミにすべきかカーボンにすべきか、それが問題だ”