職人マツナガ通信

3月4日

骨抜きに。
カタチになったところで、
お次はダミーチューブを抜いてバラバラに。
このダミーチューブがあるとこに、カーボンチューブが入ります。
バラバラにして、すべてのパートのロー付け(溶接)を終了させます。
すべてのバーナー作業がおわったところで、
もう一度ダミーチューブを差し込んで治具にのせます。
ボクがロー付けに使っている、ユテクティック社のロー材(溶接棒)は、
低温で溶けるほうですが、作業温度は900°近辺になります。
当然、この温度で作業すると当然熱歪みが発生します。
ロー付け作業で発生したこの熱歪みを、治具にのせて矯正をします。
こうして、ラグパートのできあがりとなります。

ここに書いてある内容と実作業とは若干タイムラグがあるのですが、
本日Sさんのフレーム、最終仕上げがおわりました。
毎度のことなのですが、一本しあがると、
ホッとするというか、一つのプロジェクトが終わったというような、ちょっとした達成感を味わえます。
そんなときは、やっぱり、乾杯ですよね。
今回も無事に一本作り終えたと、
自分へのご褒美に今晩はワインをあけてお祝いです。
と書くと、カミさんに、そんなことがなくてもしょっちゅう飲んでんじゃないの!
と突っ込まれそうそうですが。
まっ、とにかく、作り終えられたのはうれしいのです。