職人マツナガ通信

6月18日

エルゴパワーレバー。
修理でカンパニョーロのエルゴパワーをバラしてみました。
カンパの伝統なのでしょう、エルゴパワーレバーもバラバラにできます。
ボクが自転車を始めた頃より、リアメカのネジ一本から補修できるパーツリストがありました。
その頃実際にネジ一本から日本で手にはいったかはわからないのですが、
メーカーの方針として、スモール部品の交換で補修できるような設計になっていたんですね。
それが今も生きているようです。
ちなみにシマノさんは、STIレバーのユニットはレバーブラケットからはずせますが、

ラチェット機構の内部に関しては、ショップでもいじるな、いじれないようになっています。
内部のスモールパーツにも、カンパニョーロの”C”マークが入っています。
これもつくっている人のプライドの現れなのでしょうかね。
みてくれこの機構を、俺たちがつくったんだ、と。
パーツをバラした人がこの”C”マークを見たときの事を考えてニキニキしているのかしらん。

カンパのゾンダホィールのスポーク交換作業がありました。
リムフラップがいらない構造で、リム上面にニップルをいれる穴があいていません。
ニップルがスポークとつながる下の穴はあいています。
どうやってニップルを、ニップルホールにいれるか?
パッと浮かぶようなアイデアはありません。
ならば、特殊な方法があるのか。
ありました。
ぬわぁんと、ニップルに、はまる小さな鉄のネジをいれて、
バルブホールからこのニップルをいれて、
リム外側からマグネットでこの鉄ネジをいれたいニップルホールに誘導するという方法です?!。
ん~、すげ~アイデアなのか、・・・・・・・・なのか、悩みます。
文章ではとてもわかりにくいでしょうから、
ご興味の有る方は、下記アドレスのINFOSERVISEのVIDEOページを見てみてください。
http://www.campagnolo.com/jsp/en/index/index.jsp