職人マツナガ通信

7月22日

配線師2。
Di2の電線をフレームの中に通すとなると、
BBがへそになり各パートに配線することになります。。
まずは、BB内の構造を確認しなければなりません。
クランクは最初から独自のとめかたでフレームにセットされているので、
まずはマニュアルを熟読、はずし方を確認してからの作業です。
マニュアルには、なんてことのない作業でとれるようになっているのですが・・・・・・。
これまた世の常、すんなりとはいきません。
無理をしてこわしては大変なので、輸入元に確認をします。
曰く、初期ロットからマイナーチェンジをしていて、
最近のものはベアリングとフレームの間にネジロック使って接着されているので、
マニュアル通りではとれないとのこと。
ネジロックの接着力を弱めるべく、また、また加熱をする特殊作業です。
フレームの塗装を焦がさずに加熱しなければならいので神経質な作業となります。
慎重に加熱していき、ようやくとることができました。
ようやくスタートラインにたどり着いた感じです。
ここまでの作業時間で、普通のバイクなら一台組立終了してますよね、トホホ。