職人マツナガ通信

9月2日

素材選び。
寸法関係がきまりましたらお次は材料選びです。
Mさんは、プロジェクトMスタンダードモデルなので、メイン三本がカーボンとなります。
フレームの中枢をなすところですので、まずここを決めます。
ダウンチューブは高弾性80tチューブのノーマルサイズ。
シートチューブは高弾性80tのノーマルサイズの薄肉チューブ。
トップチューブは中弾性の40tのノーマルサイズの薄肉チューブ。
ここまで決めて、ダウンチューブを薄肉でいくかノーマルでいくかで迷いました。
少し前に製作した、Sさん(体重がほぼMさんと同じ)のヒルクライム専用バイクは、

薄肉ものでいって、わざとしなるようにつくったのですが、
こちらがかなり好成績をだしているとのこと。
しかし、Sは低回転高トルク型のペダリング、
対するMさんは、高回転低トルク型。
ペダリングの違いを考えて、ノーマル肉厚のものにしました。
シートステーはニッケルクロームモリブデン鋼の14mm外径の0.5mm肉厚。
チェーンステーは同じくニッケルクロームモリブデン鋼の22.2mm外径の0.7mm肉厚に決定。
これで設計は終了。
いよいよ加工開始です。