職人マツナガ通信

12月2日

焼き上がり。
接着剤をラグとチューブ双方に塗り降りましたら、
いよいよ組み立てていきます。
まずはダウンチューブをBBラグに差し込み、BBを治具にセットします。
次にヘッドチューブラグにトップチューブを差し込みます。
それを一時待避させておいて、
シートチューブにシートラグを差し込みます。
それができたら、左手にヘッドチューブ&トップチューブ、
右手にシートチューブ&シートラグを持ち、
ダウンヘッドパート、トップチューブシートラグパート、シートチューブBBパートを同時に差し込んでいきます。
各パートはめ込み具合をみながら、何処に力を入れていくかを決めていきます。
幸いに接着剤が潤滑の役目をするので、
考えるよりもスムーズに入っていきます。
前三角がきっちり収まったら、
チェーンステーを差し込み、
そしてシートステー部分を差し込み、
最後にリアエンドを差し込みます。
各部の寸法をチェックして、OKでしたら、
加熱器で接着部を加熱します。
使用している接着剤は、熱硬化型といい、
加熱しないかがり化学反応をおこさず、固まってくれません。
なので、ラグとパイプの接着作業は接着剤の固まる速度でせかされることがありません。


クッキーを焼くようなイメージで、各パート指定の時間の加熱がおわれば焼き上がり、できあがりです。