職人マツナガ通信

5月11日

お休み明けの木曜日はいつもにもまして慌ただしい。
たまってしまっている事務処理シゴトをおえると時既におやつの時間をすぎている。
急ぎのレストア作業をやってからフレーム製作という予定でしたが、まったくたどり
着かず。
カンパBORA様のグリスアップをするためにハブをばらす。
BORA様はシャフトをはずすために2.5mmのアーレンキーが使いやすいように、
カーボンハブボディに一カ所溝が掘られている。
なんとまあ、手間のかかる小技がしかけてある。
レーシング機材として使う場合は、こんな細かい構造はどうかと思う部分もあります
が、
カンパらしいとえいばカンパらしい。
ボクが自転車を始めた30年くらい前のカンパのブレーキアーチは、
1本のスパナでアーチ取付からワイヤーセット、ブレーキシューの調整ができるよう
に作られてました。
これはレースの現場でメカニックが扱い易いということを考慮にいれてつくらたと聞
き、
やっぱりカンパは違うんだな~、と関心した記憶があります。
カンパの機材の内容は当時と比べたら大部変わってしまったと感じますが、
この辺りのコンセプトはまだいきているのでしょうかね。

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