職人マツナガ通信

2月1日

はやいものでお正月からもう一ヶ月、一年の十二分の一が終了です。
さて、NさんのプロジェクトM作業開始です。
まずはチェーンステー作りから。
チェーンステー材は、カイセイの8130材、ニッケルクロームモリブデン鋼です。
普通のクロームモリブデン鋼より、硬く、引っ張り強度が強いです。
さらに、ロー付け加熱した後の強度が作業通常弱くなるのに対して、こちらはあがっているんですね。
プロジェクトMは、ラグの元管もこの8130材を使っています。
22.0Φ×0.7mmのテーパー管です。
今回はDi2仕様ということで、リアエンドに溝を掘り、ケーブルの出口をつくります。
まずはチェーンステー材に、フライス盤を使ってエンドを差し込む割をいれます。
割をいれたら、右側、リア変速機がつく側に、スプロケットの歯が当たらないように、逃げをつくります。
バーナーであたためて、ハンマーで叩いて球状のものを平にします。
そうして、熱を加えたところを酸洗いして、ヤスリで仕上げて準備OKです。
お次はリアエンドの溝掘りですね。
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