職人マツナガ通信

1月16日

コンパクトクランクより小さいギャがつくスーパーコンパククランク、
フジやんこと藤下さんと四方八方をさがしましたが、
できたらカーボンでそれでいて167.5mmでという条件をつけてしまうともう皆
無。
既製品を加工してなんとかしようかとも考えましたが、あまりに時間がなさ過ぎるの
で今回はなし。
アルミではありますが、167.5mmでアウター46T、インナーが30TというTA
のカルミナライトでいくことできめました。
トリプルギャユーザーにとってはインナー34Tのコンパクトクランクでもちょっと
たりないですよね。
ぼくらがコンパクトクランクを提唱した時は、ほとんどの雑誌やメーカーは無反応で
した。
しかし、今やコンパクトクランクは市販車のスタンダードモデルに装備されるくらい
メジャーになり、シマノも商品をだしてきました。
コンパクトクランクも最初はTAの商品からはじまりました。
こういうギャが存在するというのはフランスの自転車ツーリングの歴史の違いなので
しょうか。
TA社にしてみるとボクらがコンパクトやスーパーコンパクトクランクといっている
ものは昔からあるアイテムの一種類でしかないんですよね。
実際にはしってみればツーリストが使いたいギヤ枚数というのは必然的に声があがっ
てくるとおもいます。
それをカタチにするかしないかはその国の自転車産業に関わる人たちの、
サイククルツーリングへの思い入れだと思います。
レーサーのものでしかなかったロードレーサーを、
ツーリストがもっと楽つかえればきっとサイクリング人口は増えるはず。
さてスーパーコンパクトクランクは市民権をえれるでしょうか。