Ｈさん、おまたせしました、いよいよ治具にのります。
ボクはあまり宗教的な思想はないのですが、治具を前にすると、身を清める思いがします。
自分の一番得意なシゴトをするとき、血湧き肉躍る躍動感にあふれ、自分に自信を取り戻せるシアワセなときですね。
Ｈさんのフレームはシートステーもチェーンステーもカーボンのフルカーボン。
このバージョンは図面だけでは下ごしらえが出来ない部分があり、いつもの手順とは違った順序でつくります。
今回もまずはチェーンステー寸法決めからはじまります。
きちっと根回しをして作業をすすめていかないと、
なんだよ今更、この作業は前の段階で終わってなきゃだめじゃないか、てなことにがおこってしまいます。
このタイプは形になり始めると作業が早いですが、治具にのせるまでの下ごしらの時間がかかります。
