職人マツナガ通信

6月9日

Tさんのトップチューブ破損バイク仕上げです。
カーボンバイクのトップチューブ下が落車で割れてしまったバイク。
カーボンシートを積層させて復活です。
接着が終わった状態から、表面を仕上げます。
ペーパーヤスリで磨いていき、凹凸を無くしていきます。
さて、表面の仕上げができたら、
ホントウに最終のペイント仕上げです。
よくこういう修理の仕上げには、カラースプレーをふくのですが。
今回は、場所と範囲でちょっと、躊躇。
いかにも補修しました、状態になってしまうではないか。
コストの点から言ってもあまり手はかけられない。
ん~、どうするか。
ハッ、とひらめいた。
そうだ、カッティングシートでデザイン風にやればいいのでは。
早速カッティングシートをだしてきて、まず普通の紙で型紙をつくってみる。
ふむ、ふむ、なかなかよろしいのではないか。
ということで、カッティングシートで実際に張ってみると。
初めは、補修箇所全体に一枚のシートを貼ろうとしましたが、
曲面があり、しわになってしまい、どうもよろしくない。
そこでまた再考、ん~、どうするか。
また、また、ハッとひらめいた。
カーボンのきれいな地はだして、輪切り状にデザインできないか。
これなら、しわ無く巻けそうだ。
どうにかこうにかできました。
どうでしょうかね。
フレームデザインにみえるでしょうか?
Design by Matsunaga。

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