職人マツナガ通信

有効。
Ｗ夫人の組み立てワイヤー張りです。
Ｗさんのご希望でワイヤーのカラーをフレームに合わせてゴールドのご指定をいただきました。
オリジナルはカンパニョーロ。
シフトワイヤーの太さが０．５ｍｍ違います。
０．５ｍｍ位強引にと思うのですが、この０．５ｍｍがなんともしがたい。
レバーのワイヤー受け口に入ってきません。
使えませんでした、ということでカンパを使えば簡単なのですが。
オーダーのこだわりにこだわったもの、やはり何とかしてあげたい。
考えて、考えて。
安全かつ機能も損なわずにご希望のゴールドではることができました。
もちろん純正品以外のものを利用加工が必要でしたが。
”技あり”まではいかないけれど、”有効”くらいの技でしょうか。
自転車はまだこういう切った張ったといういじれる部分がのこっているのがうれしいですね。
また、こういう余地が自転車やさんとしての存在価値につながっているともおもいます。

ワイヤー張り通常の３倍時間かかってしまったので本日完成までたどり着けませんでした。
お楽しみは明日に。