職人マツナガ通信

7月24日

Yさん、設計です。
すみません、いろいろ製作開始前にかたづけなければならない仕事続いておくれてしまいました。
まずは深呼吸。
オーダーシートと集めた資料を前に落ち着いてはじめます。
いつも仕事場に入ったら帰りドアをでるまでドタバタのし通しですが、この時ばかりはゆったりと少し時間を贅沢につかいます。
身長174cm、手足が長くかなりレーシーなフォームなので設計が比較的楽です。
Yさんができあがったバイクをいろいろな場面で乗る状況を想像しながら、
フレームサイズ、シートアングル、ヘッドアングル、ハンガー下がりなど数字をいれていきます。
一通りできたら、一息つきます、いつもの儀式でお茶をいれてチョコレートたべて、設計以外の事にアタマをもっていきます。
さて、一息ついたらもう一度立てた図面に向かい合って、数字ひとつひとつ、この数字で乗ったらどうなるかを想像しながら確認していきます。
しっくりこない場合は日をおいて見直すこともあります。
図面がオーナーにピッタリにできあがっていると、この段階で自分がワクワクしてきます。
自分が乗るのではないのですが、リクエスト通りに乗れるイメージが湧いてきて、はやくつくりた~いという思いが沸々と湧いてきます。
今回のリクエストは、ホリゾンタルで細身のシルエットがご希望。
トラディショナルな仕様ですがサイズからいってかなりカッコよくできそう。
めちゃくちゃワクワクしてきました。
できましたぜぃ、バッチリな設計。

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