職人マツナガ通信

11月19日

Kさん、クライマックスです。
接着作業の開始です。
できあがったラグパートを溶接時の酸化膜をとり、接着剤の塗布面を歯医者さんが使うようなハンドリューターにヤスリの付いたヘッドをつけてきれいに磨きます。
ラグパートの下処理が終わったら、お次はカーボンチューブの寸法あわせです。
寸胴切りの端面を、ラグチューブ内でもきれいに突き合わせられるように角度を削ってつけます。
こうやって、図面に沿ってすべてカーボンチューブの寸法だしをします。
寸法ができあがったら、接着剤を塗る前に一回差し込んで微調整が必要かどうかを確認します。
あまりにピッタリにあわせてしまうと、接着剤を硬化させるために加熱したときに多少膨張するので、
端面を押さえられているチューブに圧縮がかかってしまうのであまりよろしくありません。
いい加減の隙間が必要になってきます。
これを現物あわせで微調整していきます。

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