職人マツナガ通信

2月16日

今日はようやくできた(四ヶ月待ち?)オーダーバイク納車に、
神奈川からオーナーがやってきてくれました。
クロモリの乗り味が好きで、
反発力があり、長く乗って疲れないものを、
ということでオーダーをしてくれました。
当然といえば当然なのですが、
ボクのつくるバイクは、つくばでしか手にはいらないので、
数は極小ですが、
日本全国いろんなところからオーダーをもらいます。
自分のつくったものを、
わざわざ買いに来てもらえるのは、
とてもウレシくありがたいことですね。

納車の後は、すぐにまた製作シゴトを。
画像はあらかじめコンピューターでだした長さにカットしたカーボンチューブを、
出来上がったラグ部にあわあせて、
一本一本現物あわせで、長さをカットしていくところとです。
どうしても計算上との多少の誤差がでるので、
はしょれない行程です。
そうして、あわせたカーボンチューブを接着しおわったものです。
細身のセパレートタイプのシートステーカーボンです。

しかし、製作シゴトをしていると、
あっという間に時間が過ぎていきます。
以前読んだ本に、
「仕事が面白いか、面白くないかは、
それにかけた時間を短く感じたか、
それとも長く感じたか、
によって測定することができる」
というのがありました。
そういえば、
ボクがサラリーマンをやっていたころ(あったんですよ!)、
仕事中、いつも時計を気にしてました。
なんだ、まだこんな時間か、はやく終わらないかな~、という感じで。
それが、フレームビルダーのシゴトを志し、
アマンダスポーツでシゴトを始めた時、
アマンダスポーツには時計がなかったんです。
でも、それ、全然気にならなくて、
とても、ココチいい感じでした。
それからかどうか、はっきり記憶はないのですが、
ボクの生活の中から部屋時計も腕時計もなくなりました。
(もっとも、今、都市生活の中で、どこでも時間はわかりますよね)
おかげで、日の傾きで時間が分かるように、
なるわけはないか。

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