今日は、今とりかかっている、
オーダーフレームの最終仕上げをやりました。
接着剤のはみ出たところ、表面の汚いところを、
ヤスリ、サンドペーパー、ナイロンたわし、
でピカピカに磨き上げます。
こうして、全体をくまなくみてやることにより、
万が一の不良セクションもみつけることができます。
これでOKがでて、ようやく塗装へだせるのです。
今回のオーナーは、大のビールフリーク、
フレームカラーを、
”スーパードライ” シルバーにするか、
”エビス” ゴールドにするか、
まだ思案中、
出来あがったんだから、はやく決めて!
てな事は口が裂けても言えませんよね、
こちらは5ヶ月もまたせているんですから・・・・・。
ボクがつくるオーダーフレームって、
市販のつるしのものとどこが、どう違うんだ?
これって、買い手にとっての素朴な疑問ですよね。
作り手のボクは、製作工程や素材のことを知っているので、
アタマの中に違いを描けるのですが、
これを分かりやすく説明するとなると、難しい。
どう表現すればいいのか。
トレンドのブランドモノは、
どこどこチームの、誰ちゃんが乗って、
レースを勝ったというようなことが、
そのフレームの一番の説明になっているようですが。
もし仮にボクの作ったモノをつかってレースに勝ったからといって、
それだけで、オーダーのモノが作れる腕があるかどうかは、
分からないと思います。
たとえば、一流のレーシングカーをつくる工房が、
実用本位の軽トラをつくれるか、
というと、また違ったノウハウが必要になってくると思います。
オーダーのモノって、
オーナーにとって、必要十分なものがいかに濃縮されているか、
ということが重要で、市販のものとの違いのひとつだと思います。
最初の疑問の答えにはなっていないですよね、
もっと、わかりやすい答え考えます。