職人マツナガ通信

10月1日

金曜日は週一回の自転車通勤の日。
カラダは疲れているのですが、
あまりのキモチのいい陽気にさそわれて自転車通勤しました。
今頃の乾いたちょっと涼し目の風を感じて走るのがとても好きです。

新兵器登場。
ポジショニング移行マシーン(とでもいうのでしょうかね)。
イタリアに頼んでいたものがようやく届きました。
これ、今乗っているバイクのポジションを、
そっくりそのまま別のフレームに移行したい時に、
各部の寸法を計測できる治具なのです。

こんな感じにセットして、
サドル高から、サドル-ハンドル高さの落差、
ブレーキレバー位置、サドルの交代度など、
組み替えに必要な数字が一度にとれてしまうのです。

もともと、この作業も、ボクは長年やってきたボクのやり方があるのですが、
より正確に、時間を短縮できるならと思い導入しました。
まだ、ちょっと動かしただけで、
その使い勝手のほどはよくわかりません。
道具は、そのものを好きにならないと、
もっとている機能を100%発揮させられないので、
まずは好きになることからですね。
それにしても、こういうものが普通に売っているイタリアは、
やっぱりレーシングバイクの国なのですね。

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イタリア就職記 (42)

さて、ミラノショーです。
期間はたしか3日間くらいだったと記憶します。
ボクもP工房のブースにたって売り込みをやりました。
P氏は、ボクへのプレゼントだと言って、
ボクの作ったカーボン&クロモリロードとMTBを、
ブースの正面に展示してくれました。
当時は、カーボン接着フレームは珍しく、
それなりに人の目は引いてました。
(ショー後に、ビチスポルトという専門誌に取り上げられていました)
当時ボクの知る範囲では、
日本人の職人がつくったものが、
ミラノショーに出展したといいうことは聞いたことがなかったこと、
イタリアの職人がボクの作ったものを認めて、
自らのブースのトップへ展示してくれたこと、
に関して心から満足しました。