早朝ライドにご用心。
本当にみななん、走る、走る。
この時期朝六時から乗っている方、
雪のある中長野まで乗ってい枯れる方、
通勤ライドで夜乗れれる方。
そして、みなさんとてもうれしそうに走ることを話してくれます。
そのうれしそうに話されるお顔をみられるのが、
これも自分が自転車屋をやっている意義があるんだなぁ、
ととてもうれしい思いをもたせてくれます。
この時期の早朝ライドで、まさかと思われる事象をご紹介。
関東とはいえ、この時期つくばは朝六時くらいですと、マイナス気温になります。
以前にスプロケットが空回りしてしまうという修理をお受けしました。
ペダルをこいでも、スプロケットが空回りしてしまい、全く後輪が廻らないという現象です。
早速、実走をしてみるのですが、その現象が再現しません。
構造を考えて、原因を考えるのですが、思い当たる節がありません。
さて、どうしたものか、と考えいたところ、
偶然その原因を見つけることができました。
閉店時、店外に保管していたそのバイクを中にいれるため、
ひいていたところその現象がでたのです。
翌日日中に乗ってみるとまた現象がでない。
その日の夜乗るとまた現象がでる。
もしやと思い、その次の日の早朝に乗ってみるとやっぱり現象がでて、
その後日中に乗ると現象がでない。
考えるに、条件の違いは気温ぐらいしかないんです。
フリーボディをバラしてみたところ、
ラチェット部についているグリスが原因と判明しました。
気温がゼロ度に近くなると、寒さのためグリスがかたくなってしまい、
引っ込んだラチェットがもどってこないのが原因でした。
ラチェット部のグリスをぬぐい取ることで問題解消しました。
オーナーに確認をしたところ、やはり同じように朝の乗り始めにでていたと確認できたので、まずこれで間違いなし、
デメタシ、デメタシとなりました。
いや~、こんな事もあるんですね。
早朝ライドの方はご用心。