職人マツナガ通信

10月1日

藤下さんの「クマさんのバイク専科」にも書いてありましたけれど、
友人のKさんが亡くなりました。
あまりにも突然で言葉になりません。
Kさんは、ボクの人生のターニングポイントを作ってくれた人でもあります。
ボク三十歳でイタリアで仕事をしたいと思い、求職活動を始めたときに、
藤下さんを通じて知り合いました。
「クマさんのバイク専科」にあるように、遅刻の常習犯です。
Kさんの仲介で、イタリアのビルダーとイタリアで面接することになり、
Kさんも立ち会うということで、日時をきめてイタリアで落ち合うことになりました。
が、しかし、・・・・・・・。
約束の日時には現れず。
やってきたのは翌日でした・・・・・、丸一日の遅刻。
このあたりは、「イタリア就職記」に書いてあります。
そんな、こんなでKさんとのお付き合いはじまりました。
はじめは、その大雑把な行動や言動にウンザリして、反目もしましたが、
その一途な思いで行動する姿勢に、
この人の本当の姿をみて、次第にすごく仲が良くなりました。
「クマさんのバイク専科」にも書いてあるように、
その大雑把な性格とは裏腹に、とても繊細だったと思います。
おそらく、その繊細さを人に見せたくないために、大雑把なふりをしていたのかな。
あの、ガッハッハ、が聞けなくなるのかと思うととてもさびしいです。
今は、「ご冥福をお祈り申しあえげます」という言葉だけでは済まない気持ちです。

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